カルシウムの吸収にはビタミンDが重要な役割を果たしています。反対に、ビタミンDの栄養素を活性化させるためには、カルシウムが重要な要素と、相互に関わっています。今回は肝臓、甲状腺とカルシウムの関わりについて知っていきましょう。

カルシウムと肝臓の関係について
肝臓は、さまざまな物質を産生したり、胆汁を分泌しています。肝臓の機能が重度に低下すると、腸管からのカルシウム吸収を促進する活性型ビタミンDの産生が低下します。
また、胆汁の分泌が低下すると、腸管からのビタミンDの吸収が悪くなります。その結果、血液中のカルシウムが減少し、骨からカルシウムが溶け出して、骨量が減少してしまうわけです。
予防法としては、食事からの十分なカルシウムとビタミンDの摂取や適度な運動と日光浴が大切です。

カルシウムと副甲状腺の関係について
副甲状腺から分泌される副甲状腺ホルモンは、骨を造ったり、骨からカルシウムを溶かす作用があります。この副甲状腺ホルモンの分泌が亢進すると、骨からカルシウムが溶け出す方が勝り、骨量が減少します。(進行すると、年齢に関係なく骨粗鬆症になります)
副甲状腺機能亢進症は、骨粗鬆症、腎結石(腎臓や尿管に結石が生じる病気)、消化性かいよう(胃・十二指腸などにできる)、膵炎などを引き起こすことがあります。
副甲状腺ホルモンの過剰が原因ですので、 ホルモン過剰を是正することが骨量の回復に一番大切です。閉経期以降の方の場合、骨量減少が加速されますので、安静が必要な急性期を除いては、 日頃から食事や運動に注意することが大切です。
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